2019年06月24日

急行三峰51号に乗ってみた。

秩父鉄道 日本旅行大阪法人営業支店 プレゼンツ
「あの時の感動をふたたび 重連電機・12系客車夜行急行の旅」
なるイベント列車に乗車してみた。



そもそもこの企画、2018年12月に開催された第1弾がベースになって、更にアップグレードした内容にしたという事だそうです。

第1弾は、かつて多くの人に愛された夜行座席列車を再現し、当時の感動をよみがえらせようという旅行企画商品。
濃いめのその内容は…熊谷発車→三峰口到着→秩父到着→三峰口到着→熊谷到着!!
なんと、泥酔した酔っ払いよろしく、駅を行ったり来たりする、振り子大作戦で夜行列車を再現してしまおうと言う大胆企画。
とても盛況だったようです。

そして今回…

なんと熊谷発→羽生着→熊谷着→秩父着→三峰口着→秩父着→熊谷着…ww
秩父鉄道の70キロ強の路線をフルに生かして、夜行を走らせてしまおうという、これは既にアップグレードを通り越して、違った企画にすら思える内容の充実っぷりです。

牽引も、熊谷→羽生間こそデキ単機ですが、羽生→以降については、デキ+デキ+客車4両の重連運転です。
あの尻の持久力競争と揶揄される12系客車の昭和っぷりと、秩鉄の誇る50t級電気機関車の破壊力はどのようなものでしょうか。
興味津々で当日を迎えました。

そして当日…
受付予定時刻には、既にそれと判るオーラを強く発する方々のコロニーがそこら中に…
一般乗客からは、「何か有名人でも来るの?」「おかあさん…怖い人たちがいっぱいいるよ…」等々…ww
やはり、下手な含鉄鉱物よりも鉄分の含有量が多い方々故、背中から発するオーラが違うんでしょうなぁ。

受付を済ませるとチケットを受け取る訳ですが、これがこんな硬券。
しかも自らが操作してダッチングマシンで日付印字をするという念の入れよう。
今回は4号車に乗車します。

さて、時間も来たので改札を抜けて、ホームへと向かいます。
案内板には、「三峰51号熊谷行き」の掲示が…

そして改札案内板が…

秩父線のホームに降りてみると、普段は気がつかない昭和がいっぱい。
カバーなしの蛍光灯照明に黄ばんだホームの番線表示

そして極めつけは、今回の臨時急行の乗車位置表示をワンオフで作成して下さった…それを貼ってある電柱。
木製…しかもクレオソートコーティング済み。 ザ、昭和

ホームには、入線待ちの面々が…ホームの他にも線路外から撮影する人、遠くからデカ玉を抱えてチャンスを伺う人…濃すぎ

そして、入線時間が訪れ、デキ303単機に牽かれた12系客車登場。
秩鉄のデキという電気機関車は、乗り降りすら全面貫通ドアを利用するかなり変わった仕様の電気機関車。
なんでも戦後の国鉄の機関車EF15の系譜なんだとか。確かに似てる。
もともと秩父鉄道の屋台骨である石灰石を運搬するための機関車なのだが、東武鉄道の甲種輸送に、SLパレオの補完機、ELパレオの主役にと、大車輪の活躍。
無骨な顔つきが、今のスマートな電気機関車には無い、無骨な美しさがそこにあると思う。

いよいよ、発車です。

あっと言う間に羽生到着。
ここで、機関車の牽引役が交代。

熊谷から後ろで控えていた秩鉄最新鋭(とは言え1980年製造)デキ507が、今度は熊谷に向けて客車を牽引する。

しかし、東北の山奥で現役を終えた松尾のカラースキームが未だにここで生きているというのは本当に嬉しく思う。
出来ればデキ108に牽いて欲しかったんだがなぁ。去年は牽いたんでしょ〜残念。

客車はパレオでお馴染みの12系客車
錆びによる凹凸が痛々しいが、キチンと延命処理された証

羽生から熊谷まで戻って、お楽しみの重連運転への編成変更です。
デキ+客車+デキ → デキ+デキ+客車への換装となります。
濃いヲヤヂ・濃い姫達の羨望の眼…ww

重連完了!
これで三峰口まで往復です。

厚い雲と時折パラつく雨の中を進む急行三峰51号
全く急ぎませんが急行です。

そして、ゆっくり、ゆっくり走って、三峰口駅に到着です。

車内で購入した夜鳴きそばチケットがここで役に立ちます。

三峰口駅では、この列車に合わせて駅そばを開店していてくれます。
暖かい蕎麦は、チープであっても美味いのだ。

そして、霧が立ちこめ始めた駅構内で写真撮影のイベント。

撮影が終われば、重連の車両を切り離して、再度進行方向(熊谷側)に連結の儀式です。

朝を迎えて秩父を過ぎたあたりから山の稜線がはっきりしてきた。
親鼻を過ぎたあたりで周りがはっきり見え始め、いよいよの旅も終わりが見えてきた。

石原を過ぎて…新幹線の高架を過ぎると、熊谷はもう目前。

本当に楽しい旅はあっという間。
楽しさと、寝不足とに頭がハイになって気持ちがいい。
帰宅して泥のように寝て終了。

いやぁ、面白かった。
乗り込んだ4号車は旧スハフ12の電源車で、床下に発電機を抱えて冷房なんてなんのその。暖房効いてますww。
夜行列車の空気感と気動車の熱と振動と騒音までを感じられて、一回で三度美味しい旅となりました。

しかしだ。
どんな所にもアホは居るもので、飲み鉄と称して大量の酒を持ち込んで飲み続けて大声で会話。
他の多くの乗客が夜汽車の雰囲気を味わったり、目を瞑ってウトウトしたりとしている最中にだ。
飲み鉄とは、最低限他の乗客に迷惑と思われないようにひっそりと酒を飲みつつ味わうってのがそうであって、大声で会話を楽しむものじゃない。
車掌にたしなめられても、「誰が迷惑してる?」とか開き直っているし、全く気持ちの悪いやからだ。
少なくても注意した乗客さんと俺は迷惑してたぞ。

ねぇ?ニコ動生配信諸君。

posted by lantur at 07:54| 埼玉 ☔| Comment(0) | 鉄分補給 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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