さて、東北も最果て、五能線にゆられて訪れた「みちのく温泉」に宿泊。
初日はしっかり乗って呑んで食ってぐっすり眠った。
さすがに21時なんて信じがたい時間に就寝したせいか、まだ夜も明けきらない午前4時に起床。ヲッサンは朝が早いのだ!
早朝から一番列車を狙ってシャッターを切る。
まぁ、風景画ですな。
海と気動車の美しい景色です。
朝食を済ませて、艫作(へなし)駅まで宿の方にお送りいただく。
艫作駅は、舟の艣(とも)(後尾)を模した駅舎です。
へなしの由来自体は、付近の岬が舟の艫の部分に似ている事から名付けられたとの事ですが、いずれにせよ舟の後部が関係ある訳ですな。
海に面したこの辺りならでわの名前です。
入線してくる五能線の普通列車の右に別れる路線…相対式ホームないし横取線の当時の面影が少しだけありますね。
車内は…はは。。。
乗車客少ねぇです。大丈夫か五能線…。
車窓からの景色と言えば…もう、満点。100点。
何だか、絵はがきの世界ですわ。
大好物、無骨なキハ…昭和の香りですね。
車窓の落書きが昭和なんだなぁ。。。
鰺ヶ沢では、昨日乗ったリゾートしらかみの橅号と待ち合わせ。
この先にわさお君の住処ががあるのだが、遠くからチョコッと見えただけ。
肝心のわさお君はおらなんだ。。。
さて、五能線の旅も終盤。
五所川原駅で途中下車して、今度は津軽鉄道である。
しかも、乗り換え時間が数分しかないのに、予約を入れた駅弁をダッシュして受け取りに行くタイトロープww
これが、人生最後の短距離走をしてまで入手した駅弁
だざい弁当…けっしてださい弁当ではない。
これが…素朴な食材をセレクトしているのに、本当に美味い。
奇を衒った目を引く事を主とした駅弁も多いが、コレは質実剛健を地で行っていると思ったよ。
車内は、秋田美人ラインでもそうだったが、アテンダントさんが乗車して沿線ガイドから旅行の案内までを細かくしてくれていた。
地方鉄道の生死を賭けた生き残り戦略ではあるが、接客という重要なお仕事、ご苦労様なのでした。
車窓からは、津軽平野を延々とまっすぐ伸びる津軽鉄道が、地元の八高線のそれと重なって、何だか親近感を覚えたよ。
さて、終着の津軽中里駅。
ここから折り返し運転で五所川原までトンボ返りなのだが、発車まで少し時間があったので、さきのアテンダントさんからお聞きした地元のお薦めスイーツ、シュークリーム屋さんがあると言うので、レンタサイクル(無料)でお買い物。
自転車を飛ばして1分…ww
松しまさんのシュークリーム。
カリカリのシューに、購入分だけ中にプリプリのカスタードクリームを入れてくれる。
そんな美味そうなシュークリームが120円!!
これこれ!
パリパリのシューにトロトロなクリームが…あああ…至福の時間
そうこうしているうちに、五所川原到着。
川辺まで最後の五能線キハに乗って別れを告げる。
そして、青森到着だぁ。
青森と言えば、メモリアルシップ、八甲田丸なのだ。
かつて、青函連絡船として本土と北海道を繋いできた立役者だ。
昔の国鉄マーク【Japanese National Railways、英略称: JNR】は味があって格好良かった気がする。古き良き時代の遺物か…
艦橋から津軽海峡を望む…
船倉には、大好物が鎮座…なつかしのキハ82ですな。これは101号車
北海道で主に特急として使われていたようです。
して、DD16
コヤツは青函連絡船の移送貨車の移動を担っていたそうです。
埼玉あたりを走り回っていたDD51からすると、エラく小型で可愛いですな。
メモリアルシップの見学も済んで、ホテルにチェックイン前に小腹が…ww
駅前にある、ホタテ釣りの食堂へ…
500円払って、この水槽の中のホタテ貝をトレブルフックでつり上げて、それを調理してくれるという仕組み。
釣れなくても、数個はくれるので払い損はありません。
で!竿頭ゲットだぜ。。。ww
う〜自分で釣ったホタテはうめぇぜ!
ホテルにチェックインして、一風呂浴びたら夕刻のあおもりの街へ…
本日の夕食処…津軽じょっぱり漁居酒屋
こちらで夕飯とお酒を頂きます。
いやぁ…予想以上の美味さと言うか、生鮮品より加工品なんですよね。
冬場の食材は生鮮品はないですから。
特に、鮎の卵の塩辛である【うるか】は、日本酒には最高の友でした。
焼き物もね…全部100点です。。
そして、夜は津軽三味線の音と共に更けていくのでありました。
お弁当もめっちゃ美味しそう^q^
そしてなによりお天気最高!ええ旅になりましたなあ