JR東日本の戦略にまんまと乗せられて…行ったぜ、東北。ww
これがね…素敵でしょ?
陸羽東線界隈なのだそうだ。
CMも東長沢駅でロケをしている事ですし、行くしかありません。

朝イチのMAXとき301号です。
上越新幹線なのです。
東北に行くのに、上越新幹線とは如何に?え…?
東北とは、旧国の出羽と陸奥を指しとりますんで、羽越本線も立派な東北へのアプローチなのです。ヲホホ
今回は、上越新幹線で新潟入りして白新線、羽越本線を経由して陸羽西線、陸羽東線を経て目的地に入る予定です。
春一番の吹いた先日…越後の国では一部で降雪があったそうだ…
トンネルを抜けると、そこはやっぱり雪国であった。
して、今回は新潟から物語りは始まる…
これ…単なる気動車のキハ110系ですが、米坂線経由で米沢までを結ぶ『快速べにばな号』なのです。
けつ持ちはキハE120。一応最新鋭気動車。埼玉あたりではなかなかお目にかかる機会がないですな。
と…、羽越本線経由で東北入りするついでに、坂町まで『快速べにばな号』を楽しんでしまおうという算段。うしし
路線図には、米坂線をはじめとして、憧れの只見線やら美味しそうな路線がイパーイ
そのうちに自転車持参して行ってみたいぞ。
喜び勇んでいる間に、天気予報で気になっていた、北日本大荒れかもよ?
の予報を呼び起こすような風景が…
新潟市郊外の煙突の煙が真横になびいている姿になにやらキナ臭い予感…(かなり的中していた)がして来ましたが、まぁなるようになるって事で、予定通りに坂町でべにばな号を下車。
雪国ならではの強力な除雪車が鎮座する坂町構内
さて、20分ほどの待ち合わせなのですが、風が半端じゃなく強い。
関東の瞬間的な季節風のピークが通常風速で、瞬間的には台風のソレに匹敵するぐらいの感じ。
ホームでボケっとしていると、線路内に転落しちまうんじゃないか…?って感じ。
そうこうしていると、強風による遅延のアナウンスがチラホラ…
遅延も5分が10分になり…15分に…
ようやく遅れてた『いなほ号』がやってきた。
秋田行きが酒田行きに短縮しての営業。
それでも、坂町で10分以上の停車を強いられていた。
待つこと30分
ようやく、村上までの接続列車登場。
散々に待たせた挙句に、これまた徐行運転…
村上駅に我々を酒田まで送り届けてくれる825Dは既に発車定刻をとうに過ぎているので、間に合わなければ万事休す。
しかし、そこはJR東日本
村上駅では、お目当てのキハ40系の気動車がお出迎え。
男前な彼がキハ47ですね。
して、ケツ持ちしてくださるのが、キハ40ですな。
カラーリングが違うのはご愛嬌。
懐かしい昭和の車内。。。うへへ。
車窓は、日本海沿いを順調に進んだ…
(のは少しの間…ww)
新潟駅では、第二の目的である、『気動車で駅弁を食べる』べく、駅弁を購入した。
今回は、鮭はらこ弁当である。
何も言いますまい。。
うまいよ。ホント。
食べてからですね。
悔しいから文句を言うと、50%増量を望みます。それだけだよ。
越後寒川だったな。
825D突然の停車。(運行制限を越えた強風の為の運転の調整らしい)
結局、強風区間だけの徐行で打ち切りにはならないようだ。
しかし、各車両に駆動機関が装着されているこの編成の気動車で良かったと思った。
何せこのキハはサハとかからすると3割も重量がある気動車が全車両の編成なのだ。
いわば、運転台の付いたクモハで全車両編成している感じ。
空の気動車で近郊型の普通列車の定員乗車ぐらいの重量なんじゃね?
正直、村上から825Dの4両編成の乗客は、私を含めて10人も居ないから、運転打ち切りなんて簡単だし、ヤバい香りが…
風か強く、重量級のキハですら揺れる。
荒れ荒れの日本海。
怖いくらいの荒れようだよ…
駅ごとに停車。
上り線のすれ違いがあれば、駅で待ち合わせてすれ違い。
複線化されている羽越本線でもって事は、事態は深刻なんでしょうな。。。
写真には見えておりませんが、強風で屋外の降雪がパッキンの隙間から降り込んで来ます。
昭和の車両とは言え、客車内で雪が降るとは…がはは
何度も運転と停車を続けながらようやく海沿いを抜けて庄内平野に入って行きます。
少しはスピードアップかなぁと期待しつつも、やっぱり徐行。
ようやく鶴岡まで来ました。
これから乗り換えの余目まであと少し。
当初90分近くあった陸羽西線の乗り換え待ち合わせ時間は遅延によってが迫ってます。先の村上の例ならば、『快速最上川』が余目駅で待ってくれているはずなんですが…
お…最新(笑)気動車キハE120の1番車ですな。
何か良い事でもありそうな予感…
おお〜ようやく余目到着です。
向こうのホームには見慣れたキハ110が…これは快速最上川ではありませんが…
天は我等を見放さなかった…ホッ
としたのも束の間…。
車掌さん登場
『この余目駅を持って、快速最上川は運転打ち切りとなりました』だとさ…
ああ…なんてこった。ここまで来て最悪の事態です。
捨てる神あれば、拾う神あり。
新庄までは代替バスによる輸送か確保されて一安心
のんびり気動車の旅が、バス旅行に変わった瞬間ww
外界は猛吹雪です。
しかも強風…!
除雪車に阻まれながら80分程で新庄に到着!
よっしゃ!これで陸羽東線が鳴子温泉まで運んでくれるでしょう
新庄駅コンコースなだれ込んだワシの目に飛び込んで来たものとは…
陸羽西線・陸羽東線…強風の為運転見合わせ…!
なんとも素敵なプレゼント
鳴子温泉をあと50キロにして立ち往生。
こりゃ、もうヒッチハイクでも何でもしちまいますか?
と意気込んでおりましたが、世の中便利な乗り物であるタクシーなる乗り物が存在いたしました。 しかも、駅前に待ち無しで…え?
って事で…こうなりゃタクシーで50km移動じゃ!
タクシー乗車!いけぇぇぇぇ鳴子温泉へ
タクシーに乗ってしまえばこっちのもの…と思っておりましたが、山間部に入るとまぁ…強風が雪を巻き上げて視界が妨げられます。
マイナス2度とかマイナス4度の温度掲示が目に付きます。
時折ブァァァァァァァァァっと吹く強風に、10m先行しているハイエースの後姿ですら見失いようになります。
こりゃ、遭難するな。
この日、北海道に於いて強風雪で亡くなられた方が多数おりましたが、平地でこんな状況で雪溜りに刺さってエンコしたら…それも人通りのない場所で…。
確かに危ない…身をもって体験でした。
おおそ1時間で鳴子温泉まで何とか到着。
雪国は遠かったぜ。
本日のお宿、東多賀の湯さん。
素敵な湯治民宿です。
お食事は、これでもか!ってくらいのボリュームで、特に白米は絶品です。
うまぁですわ。また太るなぁ。
宿の部屋には小さいながらもキッチンもあるので、素泊まりで自炊も可能なところが湯治宿のいいところ。
乳白色の温泉、硫黄の香り。
The温泉って感じです。
桧風呂の滑り具合といい、成分の堆積具合…
これ以上ないって感じですな。
さて、色々あった本日。
温泉で疲れを癒しましたので、さっさ就寝して明日の予定に支障ないようにする事に致します。
明日もハプニングあるんかなぁ…