昨日のこと。
知人Sより、秘密基地に急遽招集がかかった。
駆け付けてみると事務所の奥よりビニール袋に入った怪しい小瓶を渡される。
Vipro's ヴィプロス 東洋化学商会
自転車競技専用チェーンオイル
『muon』【無音】
新たなチェーンオイルの販促品である。
能書きは添付の極めて不鮮明な写真を解読してもらうとして、グレサージュやVTシリーズをリリースしている東洋化学商会が送る、チェーンオイルに於けるニッチ製品の最高の刺客らしい。
普通のオイルはベースがメインであり、添加剤がその性能の補足…がセオリーだが、コイツ…添加剤がメインでオイルは…らしい。
って事で早速使ってみる。
ホンモノは60ccのところ、販促品だけに小さな小瓶なのだが、化粧瓶に入っているのがまた怪しい…
能書きでございます。え…クリックしても大きくならない?
詳しく見えないところがまた…ですが、本家のサイトか、販売しているお店の能書きを確認して下さいませ。
何ていっても自転車競技専用オイルですからねぇ…ww
しかも決戦↓って…ww
自転車業界で言う決戦とは、昨今のエコロジーとは無縁の使い捨てとか、ヒルクライムとかで言えば下りのブレーキ性能なんで保証しねぇよ。という類の製品のみが許される冠ネームですが、さすが東洋化学商会さん、気合いがチガウ!
まぁ、カタログ上は決戦オイルとなってますが、一応は耐久性があるらしいですので大丈夫でしょう。そんなのをワタシが使うのは分不相応と言われる方もおりますが…毎日が決戦のワタシですから使っても問題ないでしょう。
では、実際に使ってみましょう。
先ずは、現在使っているオイルを除去します。
現在使用中のコイツ…某有名メーカーのドライ系のオイルなんですが、まぁ普通のオイルより多少真っ黒にならないって程度で、決してドライではなかったりします。
オイル切れが起きないので重宝しておりますが、代わりになかなか取れない。
普通のパーツクリーナーでは埒があかないので、ワコーズのヤツで…。
さすがワコーズさんの製品です。良く汚れが落ちます。(決して今回のレビューではありませんw)
そして綺麗になったチェーンに…給油 110数リンクを全部。
良く、チェーンに行き渡らせて…余分なオイルを除去して…さてさて。
ワタシ。チェーンのオイルを色々使ったんです。
多分、趣味で自転車を乗っている人の中では多い方だと思います。
10とか20とかではなく、もっと多数だと思います。
ワックス系 ドライ系 ウエット系 パウダー系 コーティング系
小指ほどの小瓶がウン千円のモノとか、工業系の問屋から数百ccをウン万とか、熱を掛けて定着させるモノとか…
そりゃぁもう、胡散臭いヤツまで手を出しました。
そんなワタシの最終兵器の一つに巡り会ったかも。
だって、ホントに判りやすいんですよ。
muonになっちゃいます。
形容としては、比較的粘度のあるオイルをガンガンにチェーンに差している感じと言えば判りやすいでしょうか?
それが、リンクに少量だけ差している上に、殆どをふき取った後でこの音というのは驚異的です。
さすがにフロントディレイラーのトリムが効いていない時に起こる金属が擦れるような時は音がしますが、ディレイラーの調整がバッチリ効いている時はテンションとガイドの各プーリーの音ぐらいになりました。贅沢にもソコにも注油しちゃったりしたら…ああ…泥沼だ。。。全部に注油したくなった。
コレって今までの中でベスト?
って本気で思えるモノかも知れない。
注油して数qしか走ってないので、100q以上を走った状態の判断は次回の実走に任せるしかないが…最初の印象は笑っちゃうくらいに良かった。
次回は、ロングで使った後のレビューを書こうと思うが、ずっと書かないようだったら、クソだったと思って欲しい。
いや。素晴らしくてもクソでも、具合を書きます(そもそも決戦用という便利な触れ込みの商品なので、決戦が終われば劣化しても許されるっちゃぁ許されるのだが…)
チェーンオイルフェチには、一度は試してソンはないと思う。
ワタシは既に新品1本逝きました。(つか、通販で検索してもココしか無かったので選択肢はなかった…)しかし…また在庫のケミカルが増えない事を祈るばかりです。東洋化学商会さん、よろしくお願いします。m(_ _)m
エスカレートにご注意を…
現在使っているオイルがなくなったら、使ってみたくなりました。
これは…
イイッス。
そんな高くないんで試してちょんまげ
>washiroさん
正直、なかなかのモノだと思います。
他のストックをゴミにしてもいいなぁって思いますもの(笑)